皆さまはハワイにあるカイルアビーチという場所をご存知でしょうか?
カイルアビーチはホノルル市街があるハワイの中心地・オアフ島の東海岸にあり、透明度の非常に高い美しい海が望めるビーチです。アメリカのビーチランキングでトップ10にしばしば選ばれており、ハワイ通なら外せない観光スポットのひとつ。
今回はそんなカイルアビーチを100%楽しむための情報についてまとめさせていただきました。アクセス方法はもちろんのこと、楽しみ方や注意点などについても徹底解説させていただいたので、ぜひこれからハワイへ旅行に行く方はご参考になさってください!
カイルアビーチの魅力
それではまず、カイルアビーチについてその魅力をわかりやすくご説明していきましょう。
美しい海と白砂を静かに楽しめる!
南国の海、といえば多くの方はコバルトブルーに染まった海と白浜を想像するのではないでしょうか。しかしこのカイルアビーチ。海水が美しすぎてもはや海面がブルーではなくエメラルドグリーンに輝いて見えます。
さらに白浜から地平線の彼方の沖合へ向かってグラデーションがくっきりと鮮やかになっていて、ホンモノの南国の海とはこういうものだったのかという新しい感動を訪れる人すべてに与えてくれます。
ワイキキビーチのように世界的に有名なド定番スポットではないため、観光地のビーチらしい喧騒はあまりありません。耳をすませば波の押し寄せる音と共にゆったりした時間に包まれ、きっとあなたの心の疲れは海の彼方へ流れていきます。
ビーチの白砂はとてもきめ細やかで、透明な海には珍しく裸足で歩いても痛くありません。すこし砂に足を埋めてみれば、まるで地球に優しく撫でられているかのような感覚を味わうことができるでしょう。
観光客にも安心の充実した設備!
ド定番の観光スポットではない、とはいえカイルアビーチはホノルル市が直営する公園のひとつ。駐車場が完備されており、ビーチにはライフガードがついています。
ベンチやテーブルなどもあり、水着を持ってきていない方でも気軽に南国の海を地上から楽しむことが可能です。トイレやシャワーはもちろんのこと、更衣室までも無料で使用することができるので、観光客にとってはいたれりつくせりの安心なビーチだといえるでしょう。
なお、シャワーについては常温の水しか出ないため、寒い日には身体が冷えないように十分注意してくださいね!
近くのラニカイビーチも合わせて楽しめる!
カイルアビーチから歩いて15分ほどの場所に、「ラニカイビーチ」という地元住民に愛された砂浜があります。こちらは日本語にすると「天国の海」と訳され、知る人ぞ知るハワイの絶景スポット。こちらは公園として整備されているわけではないものの、景観に関してはカイルアビーチ以上だという声もあります。800mほどの大きなビーチは沖の岩礁で囲まれており、波は静かで濁りはありません。
まさにプライベートビーチといった雰囲気で観光客はほとんどおらず、ハワイで静かな時間を過ごしたい方にはピッタリのスポットといえるでしょう。
カイルアビーチまでのアクセス
まずはビーチの魅力をご説明したところで、次はアクセスの方法について移動手段別にみていきましょう。
レンタカーの場合
前述のとおりカイルアビーチには無料の駐車場が完備されているので、レンタカーはとても便利な手段です。この場合、ワイキキからのルートは2通りあります。
ひとつめのルートは山を越えて行く方法で、ワイキキからH1のフリーウェイに乗り、21Bで降ります。そのあとはパリ・ハイウェイからカラニアナオレ・ハイウェイ、カイルア・ロードを通って30分ほどで到着できます。
ふたつめのルートは海岸線沿いの道を行く方法。ひとつめと同様にH1のフリーウェイにのって、ダイアモンドヘッド方面へと向かいます。そのままカラニアナオレ・ハイウェイ、カラカウア・ロードへと進めば40分ほどで到着できるでしょう。
駐車場はビーチパークの真ん中、東側、西側と3ヶ所あり、それぞれ特徴が異なります。真ん中にあるものはトイレやシャワーが近く、海で泳ぎたい方向け。東側にある駐車場はそれら施設が少し遠くなりますが、ラニカイビーチまで歩いて10分ほどなので合わせてふたつのビーチを楽しみたい方にとっては最適です。西側の駐車場は広いので車を停めやすい一方で、人目が少なく盗難などに十分注意しなければいけません。
バスの場合
ワイキキからは直通のバスがないため、いずれのルートにしても途中で何回か乗り換えをしなくてはなりません。
アラモアナセンターを経由するルートとシーライフパークを経由するルートのふたつがあり、前者の場合は8番もしくは23番のバスでまずはアラモアナの方面へ向かいます。到着したあとは57番もしくは57Aのバスに乗り換え。カイルアタウンに向かったのちに70番の「ラニカイ」行きバスに乗り換えます。
最後の70番のバスは行き先によってはまったくの逆方向に行ってしまうため注意が必要です。必ず「ラニカイ」行きのバスに乗りましょう。間違うことがなければだいたいワイキキから1時間半ほどで到着するはずです。
シーライフパークを経由するルートの場合、ワイキキから22番もしくは23番のバスに乗ることとなります。シーライフパークに到着したあとは57番バスでカイルアタウンに向かい、同様に70番に乗り換えてください。
こちらのルートの場合は少し時間がかかります。だいたいワイキキから2時間半ほどで到着する見込みになりますので、そのつもりで予定を立てておきましょう。
自転車の場合
カイルアタウンでショッピングなどを楽しむ予定の方は、そこからレンタサイクルでビーチへ向かう方法がオススメです。カイルアタウンからビーチまではだいたい自転車だと5分ほど。カイルアショッピングセンター沿いのカイルア・ロードを海方面に進んでください。
徒歩の場合
自転車でのルートを歩く、というのも見どころ満載で楽しいと思います。カイルア・ロード沿いの景色をゆっくりと堪能しながらビーチを目指してみるのもいいでしょう。だいたい片道30分ほどで到着するはずです。
カイルアビーチの楽しみ方
それではいよいよ、カイルアビーチのオススメの楽しみ方についてご説明していきます。
無料送迎付きのツアーで散策する
前章ではワイキキからのアクセス方法についてご説明させていただきましたが、実はカイルアタウンへは食事や送迎付きツアーが数多く出ています。ビーチだけではなく街も人気の観光スポットなので、人気のレストランや雑貨屋さん、ショッピングモールなどが豊富にあり、丸1日楽しむことができるでしょう。
ワイキキのホテルから無料送迎バスが出ていることも多いです。マリンアクティビティの道具も無料でレンタルできるサービスがあったりもするので、一度お泊まりのホテルに尋ねてみるのもいいかもしれません。
マリンアクティビティを遊び尽くす
カイルアビーチといえばマリンアクティビティも魅力のひとつです。美しいビーチの中でシュノーケリングやサーフィンをまるっと楽しむのもいいでしょう。
特にこのビーチでのシュノーケリングは、他にない透明度の高い海の中でカラフルな魚たちと一緒に泳げます。沖にある珊瑚礁にも訪れることができるため、一生の思い出になること間違いなしでしょう。運が良ければウミガメと出会えるかもしれません。
またカヤックをレンタルして沖にある双子島(モクルア島)に行くこともできます。ただしビーチまで600mほどの距離を自分で運ばなくてはいけないので少し重いかもしれません。
ツアーなどを利用していなかったとしてもカイルア・ロードにはマリンアクティビティの道具や自転車のレンタルショップがありますので、思いつきでもすぐに実行することが可能です。ぜひ美しい海を見るだけではなく、潜って遊んでみてはいかがでしょうか?
レンタル自転車を活用して周辺散策を楽しむ
カイルアタウンにはレンタサイクルのお店がいくつもあります。街を巡ったりビーチを行き来するのであれば、自転車という選択肢も視野に入れておくといいでしょう。
レンタカーのように駐車場探しをする必要がないので、とてもフットワークが軽くなります。またビーチに続くカイルア・ロードは景観が素敵で、サイクリングにはもってこいのシチュエーションです。
レンタサイクルの値段としてはだいたい2時間で12ドルほどとなります。ただし皆さまが乗り慣れているであろう日本の自転車はちょっとだけ高く、15ドルほどが相場となります。
なおアメリカの自転車はブレーキの仕組みが少し特殊で、ペダルを逆回転に漕ぐことで降臨を止める方式になっています。慣れていないかたは日本の自転車をレンタルするのが安全だといえるでしょう。
ラニカイビーチの楽しみ方
前述のようにカイルアビーチから歩いて15分ほどの場所にあるラニカイビーチは 、知る人ぞ知る絶景のスポット。人も少なく、まるでプライベートビーチのような感覚を味わえるでしょう。せっかくなのでこのビーチについても、楽しみ方をまとめてみました!
静かなビーチでのんびり
ラニカイビーチといえばまずはこれ!世界的な観光地であるオアフ島とは思えないほどの静かなビーチです。「天国の海」と称されるほどの絶景を眺めながら、南国のゆっくりとした時間をひとりで夕日が沈むまで堪能するのもいいでしょう。
「ピルボックス」からの絶景!
ラニカイビーチは、浜から海を眺めるだけの絶景スポットではありません。
ビーチから歩いて15分ほどの場所にある「ラニカイ・ピルボックス」という小山から望む景色がまた最高なのです。インスタグラムなどのSNSでも「映える」と話題になったスポットで、30分ほど登ったところにある頂上からは見渡す限り広がるエメラルドグリーンの海を望むことができます。
ただし小山とはいえ舗装のない山道が続くので、しっかりと運動靴を用意していくことをオススメします。
景観の異なる11本もの小道
ラニカイビーチにつづく小道はなんと11本!それぞれ景観が異なり、抜けてからのビーチの見え方もさまざま。ゆったりとした時間が流れる中、お散歩しながら自分のお気に入りの小道を見つけてみるのも面白いのではないでしょうか。
透明度が高く綺麗な海でシュノーケルを楽しもう!
カイルアビーチと同様に、これ以上ないほど透明度の高い海であるラニカイビーチ。シュノーケリングをするにはぴったりのスポットです。色とりどりの魚たちと泳いだり、ウミガメと遭遇する楽しさは日本ではなかなか味わえないものでしょう。
ただしラニカイビーチ周辺にシュノーケリングのレンタルショップなどはないため、持参もしくはカイルアビーチ周辺でレンタルしておく必要があるので注意してください。
カイルアビーチを楽しむ際の注意点
ビーチを100%楽しむためには、トラブルを事前に避けることも重要です。次はカイルアビーチで遊ぶ際に気をつけなければいけない点についてご説明していきます。
休日は駐車場が満車なことも
カイルアビーチには3つの駐車場があるというご説明をしましたが、休日など人の集まる日においてはそれらすべてが満車になってしまうこともあります。平日であればだいたいは問題ないはずですが、地元住民にも人気のスポットなので土日は注意が必要です。
そのような事態を避けるためには、午前中の早い時間帯に駐車する、もしくはカイルアタウンから歩いて行くという方法がオススメです。
待っていれば駐車場はいつか空くものですが、限られた日数での観光だと思いますので、なるべく効率よく時間を使っていきましょう。
ビーチ近くでは魚があまり見られない
こちらはシュノーケリングの際の注意点ですが、ビーチの近くは浅瀬になっておりあまり魚が生息していません。なので潜る際には珊瑚礁が多い沖のほうに出る必要があるのです。
沖に出る際には波の状況に注意が必要です。ハワイの海は貿易風によって沖合が荒れることが多いので、風が強い日などはビーチ近くで潜るだけにするか、シュノーケリングを中止することを検討するほうが無難でしょう。
浅瀬では魚は少ないものの、日本ではあまり見られないような透き通った海中を散歩することができます。天気が多少悪かったとしてもあまり落胆せずに、南国の海中遊泳を目一杯楽しみましょう!
ラニカイビーチを楽しむ際の注意点
続いてはラニカイビーチについての注意点をご説明させていただきます!
貴重品は必要最低限に
これはカイルアビーチにもいえることですが、ハワイは外国なのでスリや置き引きなどの発生率は日本の何倍も多いです。人目の少ない駐車場に車を停める際にも貴重品の管理は十分注意しましょう。
とくにラニカイビーチの場合は穴場のスポットなので、より人通りは少なく防犯という観点では手放しに安心できる環境とはいえません。メインとして使っている財布を持ち歩くのではなく、必要なお金だけを防水のケースなどに入れて身体から離さないようにしておきましょう。
荷物は必要最小限。外国を観光する際の基本中の基本となります。
シャワーなどの施設や飲食店がない!
ラニカイビーチはカイルアビーチとは異なり、公園として整備された環境ではありません。よってシャワールームやトイレ、更衣室などはないので注意が必要です。
また周辺には飲食店やコンビニもありません。食事はカイルアタウンもしくはカイルアビーチ周辺で済ませておくのがいいでしょう。
駐車場がない!
またラニカイビーチには駐車場もありません。だからといって路上に停めてしまうと日本とは比べ物にならないほどの高額な罰金を取られてしまう可能性もあります。
レンタカーで行く予定の方はカイルアビーチの無料駐車場を利用するのがベストでしょう。もしくはカイルアタウンに停めて、徒歩または自転車でビーチに向かう方法もいいと思います。
オプショナルツアーがない!
カイルアビーチの場合はワイキキ周辺のホテルからオプショナルツアーが数多く出ていますが、ラニカイビーチは穴場スポットなのでそういったツアーがありません。よってホテルでマリンアクティビティ器具をレンタルすることもできません。
自分でのアクセスに不安のある方はカイルアビーチのツアーに参加しつつ、ラニカイビーチにも足を伸ばすのも手だと思います。ただしツアーの時間や内容にもよるので十分調べたうえで実行しましょう。バスに置いていかれたら大変ですからね!
またラニカイビーチの場合は整備がないので、当然ライフセーバーもいません。小さなお子さんを連れて遊びに行く際には十分注意するようにしてください。
カイルアビーチ周辺のグルメ情報
観光といえばグルメも欠かせない要素です。ビーチで遊んだあとはビーチパーク周辺やカイルアタウンで食事も楽しみましょう。今回はその中から厳選した2つの店舗についてご紹介させていただきます!
ビーチパークの目の前!バズズ ステーキハウス
ビーチで泳いだあとは、ものすごくお腹が空きますよね!せっかくのアメリカですから、そんなときはステーキを思う存分頬張ってみるのはいかがでしょう。なんとカイルアビーチパークの目の前には「バズズ ステーキハウス」というステーキハウス兼ダイニングがあり、美味しそうなステーキプレートやフィッシュフライなどを提供しています。
カニや海老など採れたての海鮮料理も豊富で、お酒も飲むことができます。営業時間は11時から21時で、夜までやっているというのも安心のポイントです。
店舗名 | Buzz’s Original Steak House |
住所 | 413 Kawailoa Rd, Kailua, HI 96734 |
営業時間 | 【月〜日】11:00〜21:00 【定休日なし】 |
電話番号 | +1 8082614661 |
HP | http://www.buzzsoriginalsteakhouse.com/ |
カイルアといえばパンケーキ!ブーツ&キモズ
カイルアタウンと聞けばパンケーキを連想する方も多いのではないでしょうか。その代表格ともいえる有名店がこちらのブーツ&キモズ。こちらの店舗に寄っていくツアーもあるほど。通称「ブーキモ」です。
マカデミアナッツのふわっとしたソースがかかったパンケーキが大人気で、朝はかなりの行列。30分以上待つこともあるかもしれませんので、時間帯は見極めたほうがいいといえます。
またスイーツだけではなく、オムレツやステーキなども提供しているのでランチなどにも最適。ただしお店は13時まで(土日は14時まで)なので、食べに行く時はお早めに!
店舗名 | Boots & Kimo’s Homestyle Kitchen |
住所 | 151 Hekili St, Kailua, HI 96734 |
営業時間 | 【月〜金】8:00〜13:00 【土日】8:00〜14:00 【火曜定休】 |
電話番号 | +1 8082637929 |
HP | http://bootsnkimos.com/ |
まとめ
今回はカイルアビーチおよびラニカイビーチのアクセス方法や楽しみ方、注意点について解説させていただきました。
カイルアビーチはワイキキビーチなど定番の人気観光地よりも少し穴場となっており、静かな環境で広大かつ美しい海を楽しむことができます。シャワーや更衣室、駐車場など設備も整っていて快適ですが、盗難等には十分気をつけてください。
ワイキキなどからオプショナルツアーも多く出ていますので、アクセスに不安がある方はそのようなサービスを利用するのもいい手だと思います。
ラニカイビーチはさらに地元住民の穴場となっており、まるでプライベートビーチのような雰囲気を楽しむことができます。ただし整備がされているわけではないので設備はないことや、人目が少ないことから犯罪等には十分注意して楽しんでください!
ツアーなどはないことから、カイルアタウンおよびカイルアビーチに行くついでに寄る、というのがいい手かと思います。
透き通った南国の海を100%楽しむための予備情報としてご活用いただけたら幸いです!