ハワイと日本の文化の違いとして代表的なのがチップの支払いです。
ハワイでは、交通機関やホテル、レストランなどのサービスを受けるとき、チップの支払いが求められます。チップに慣れていない日本人の感覚だと、必ずしも支払う必要がないのではないかと思ってしまいますよね。
仮にチップを支払う場合であっても、どのくらいの金額をどのように渡せばよいのかも気になるところです。
今回は、ハワイでチップを支払う必要性や渡し方、シチュエーション別の事情、注意点などについて解説していきます!
支払う必要がないケースやチップに関する口コミも紹介しているので、支払いに対する不安や疑問を解消するのにお役立てください。
ハワイではチップの支払いが必要?
ハワイ旅行でホテルやレストランなどを利用するとき、チップの支払いが必要なのかどうか気になっている方も多いと思います。
まずは、ハワイにおけるチップに対する認識や支払う理由、支払わないときのリスク、支払うタイミングの例などから解説していきます!
チップに対する認識
ハワイでは、チップの支払いが求められる習慣があります。
チップとは、サービスに対して支払う少額のお金をさします。日本では渡しても渡さなくてもよい存在として認識されがちですが、ハワイではサービスの対価として支払うのが前提とされています。
悪気がなくてもチップの支払いを忘れてしまうと、マナーが悪いと思われてしまう恐れがあります。実際にハワイのレストランで、日本人がチップを支払わない点について、真剣に話しているウェイトレス達を見かけた方もいました。
ハワイ旅行に出かけるときはチップも考慮して予算を組んでおきましょう。
チップを支払う理由
ハワイでサービス業に従事する人々の賃金は、チップをもらえることを想定して低めに設定されています。したがってチップは、従業員の生活を支えるための重要な収入源という見方もできます。
その点、チップをもらえるのは当たり前と思っているサービスマンも多く、払わないとサービスを提供した側が不機嫌になるケースもあるようです。お店を快適に利用したいのであれば、チップを支払ったほうが無難だといえます。
チップを支払わないときのリスク
基本的にチップの支払いは任意です。旅行費を節約したい方であれば、なるべく支払いを避けたいところですよね。
ただ、チップを支払わないとサービスの質が下がることがあります。たとえば、ハワイ旅行の際に枕の下にチップを置き忘れて外出したところ、部屋に戻ったら枕が不自然なくらい斜めに配置されていたという方が見受けられました。
チップを支払わないとサービスの質が下がってしまう恐れがあります。サービスで手を抜かれたくない場合は、小額でもよいのでチップを支払ったほうがよさそうです。
支払うタイミングの例
ハワイでチップを支払うタイミングはさまざまな場面で訪れます。たとえば、ホテルの部屋までスーツケースを運んでもらったり、部屋からロビーまで運んでもらったりしたときにチップを支払います。
また、ファストフード店でハンバーガーを購入するとき、レシートのTIPという欄に金額の記入を求められることもあります。
ペンを渡されると必ず支払わなくてはいけないような気がしてしまうかもしれません。しかし、無理なオーダーを聞いてもらったわけでなければ、ゼロと記入しても問題はないようです。
チップの支払いを求められたときは、支払いが必要かどうかを冷静に判断しましょう。
ハワイにおけるチップの支払方法
ここまでの説明で、ハワイでチップを支払う意味や理由などがおわかりいただけたと思います。ただ、海外旅行が初めてだとチップの支払方法に戸惑ってしまいがちです。
硬貨で渡したほうがよいのか、クレジットカードで支払えるのか、さまざまな疑問が湧いてきます。
引き続き、ハワイにおけるチップの支払方法についても確認してみましょう!
硬貨ではなく紙幣で渡す
財布にたくさん余っている硬貨をチップとして支払いたい場面もありますよね。
ただ、硬貨をジャラジャラと渡すのは、相手に失礼な思いを感じさせてしまう恐れがあります。
現金でチップを渡すときには、相手が受け取りやすいように、硬貨ではなく紙幣で渡すのがマナーです。硬貨はパーキングなどで使用するようにしましょう。
ポケットに入れておく
チップを支払うときにモタモタしてしまうと、お互いに時間が無駄になります。いざ支払いの機会が訪れたときに備えて、紙幣をポケットに2つ折りにして、複数枚入れておくとスムーズに手渡せます。
財布からスムーズに取りだせる方もいるかもしれません。ただ、お金を持っていることを周囲に知られてしまいます。
治安の観点からは望ましいとはいえないので、ポケットからスムーズに支払えるようにするのが望ましいといえます。
1ドル札を用意しておく
チップを支払うときに高額紙幣しか持っていないと、手渡しできなかったり、金額が大きくなったりします。
最も少額のチップは1ドルなので、1ドル紙幣だけなるべく多く用意しておき、切らさないようにしましょう。目安としては20~30枚ほど用意しておくと安心です。
なお、日本で両替してしまった紙幣を使いきってしまった場合は、銀行やホテル、州政府公認の両替所などで両替できます。
また、お店でおつりをもらうとき、1ドル紙幣をお願いするのも一つの方法です。「Can I have my change in one dollar bills, please?(おつりを1ドル札でもらえますか?)」と伝えてみましょう。
おつりをチップとして支払うことも可能
おつりをチップとして支払うことも可能です。
たとえば、85ドル24セントの金額を請求されたとしましょう。100ドルを支払っておつりを受け取らなければ、チップを支払ったことになります。
何も伝えないと誤解が生じる恐れがあるので、お金を渡しながら「keep the change(おつりはとっておいてください)」と申し出るようにします。
店によっては請求された金額にチップが含まれている場合もあるので、レシートで2重払いになっていないかどうかよく確認しましょう。「Gratuity is not included」や「TIP is not included」との記載があれば、チップは含まれていないと判断できます。
クレジットカードで払う
レストランなどでチップを支払うときは、クレジットカードを用いることも可能です。クレジットカードであればおつりのやり取りをする必要もありません。
クレジットカードでチップを支払う場合は、店員さんにカードを処理してもらい、専用のレシートを発行してもらいます。受け取り次第、レシートにチップ金額と合計金額、サインを記入します。
食事代金をカードで支払い、チップを現金で支払いたい場合もあるかもしれません。その場合は、チップ額を0、合計金額を食事代金と同じにして、チップの現金を店員さんに手渡して精算することも可能です。
ハワイにおけるシチュエーション別のチップ事情
ハワイにおけるチップ事情は、シチュエーションによって金額や渡し方などが異なります。支払いの判断に迷う場面も珍しくなく、事前に予習が必要です。
ここでは、ハワイにおけるシチュエーション別のチップ事情を解説していきます!
空港・タクシー
空港に到着したとき、荷物受取所で係員が荷物を運んでくれたときにチップが必要です。
タクシーを利用するときは、料金に対して15~20%ほどのチップをドライバーに支払います。
また、車のトランクに荷物を入れる場合、一つあたり1ドルほどを追加するのがマナーです。なお、チップを支払う場合はドライバーに荷物を入れたり降ろしたりしてもらえます。
ホテル
空港からホテルに到着したとき、ベルボーイが荷物を引き取り、部屋まで届けてくれます。その場合、荷物を渡すときではなく、受け取るときにチップを渡しましょう。
基本的には、荷物1つにつき1ドル~が目安となっており、ホテルのランクが高い場合は2ドルを支払うことも多いです。
ベッドメイキングやハウスキーピングなどに対しては、毎朝部屋から出るタイミングにベッドの上やサイドテーブルなどに、1ドル~を目安としてチップを置きます。日によって担当者が異なるので、最終日にまとめて置かないように配慮しましょう。
タオルなど不足する用品をもってきてもらうときは不要といわれています。
レストラン
レストランでは、通常料金を支払ったあとに、テーブルにチップを置いて席を立つのが一般的です。また、すでにお伝えしたようにレシートにチップの金額を記入してクレジットカードで支払うパターンも検討できます。
相場は食事代の15%~が目安です。サービスの質が高いと感じた場合は20%を支払うこともあります。
なお、レシートの下に18%、20%などの推奨チップが記載されていることもあります。金額に迷ったときはレシートを確認してみましょう。
スパやサロン
エステやネイル、ヘアサロン、マッサージといったサービスでは、料金の17~20%ほどをチップとして支払います。
複数のセラピストに担当してもらう場合、どのようにチップを支払えばよいのか迷ってしまいがちです。基本的に総額に対して支払えば、全員にチップを支払う必要はありません。サービスに満足したときは個別の担当者にチップを支払います。
反対にサービスに満足できなかったら、受付で理由を話してチップを減額します。理由をいわずに支払わないと、忘れられたと勘違いされてしまうので注意しましょう。
オプショナルツアー
オプショナルツアーとは、旅行先で好みにあわせて参加できる小旅行です。
チップの金額はツアーによって異なり、5ドル~20ドルの場合や、料金の10%~20%の場合などがあります。
スタッフが多い場合はツアーリーダーに支払って関係者に分配してもらいます。また、チップを入れるボックスが用意されている場合もあるようです。バスガイドのサービスがよければチップを渡すことも検討します。
なお、旅行代理店や現地ツアーデスクで申し込んだとき、料金にチップ込みと記載があれば基本的に支払う必要はありません。
ハワイ旅行でチップの支払いが不要な場面
ここまで、タクシーやホテル、レストランなど、さまざまなシチュエーションにおけるハワイのチップ事情をお伝えしました。
ハワイでは、とにかくチップの支払いが求められるように感じたかもしれません。しかし実は、チップを支払わなくてよい場面もあります。
ハワイ旅行の出費を抑えるためにも、チップのいらない場面についても把握しておきましょう。
早速、ハワイ旅行でチップの支払いが不要の場面をいくつかご紹介していきます!
自分で料理を運ぶ場所
レストラン以外で食事をする場合は、チップの支払いが不要なケースがあります。たとえば、自分で料理を運ぶ場所です。具体的には、カフェやフードコートなどでは基本的には不要となります。
もしレジ横にチップ入れがあれば、必ず支払う必要はありませんが、気持ち程度の金額を入れるようにします。支払後のおつりを入れることも検討しましょう。
フードコードの支払いでクレジットカードを利用するとき、Tipの割合が提示されることもありますが、No Tip(ノーチップ)を選択しても問題ありません。
正当な理由がある場合
サービスがとても悪かったり、人種差別をされたりしたなど、正当な理由がある場合はチップを支払う必要はありません。
また、備品が壊れていてホテルマンを呼ぶときなど、自分に非がない場合に関してもチップを支払う必要はありません。
疑問を感じたときや嫌な思いをしたときは、本当にチップを支払うべきかよく考えましょう。
チップがサービス料として含まれている場合
ハワイでは、異文化に慣れていない外国人観光客を想定して、あらかじめ伝票でチップをサービス料金に含めていることがあります。もし、サービス料金にチップが含まれている場合は、別途支払う必要はありません。
チップがサービス料金に含まれているかわからないときは、「Is the tip included in the bill?(料金にチップは含まれていますか?)」「Is service included?(サービス料込みですか?)」などと関係者に確認してみましょう。
小売店やスーパーマーケットで買い物をしたとき
小売店やスーパーマーケットなどで支払いをするときも、基本的にチップは不要です。
ただし、スタッフが荷物を車まで運搬してくれたときなどは、2~5ドルほど支払うようにします。あくまでサービスを受けたと感じたときには支払いが必要ということです。
レンタカーを借りるときや市バスに乗るとき
ハワイでレンタカーを借りるときは、基本的にチップは不要です。サービスカウンターでスタッフに手続きをしてもらっても支払う必要はありません。
ザ・バス(市バス)やトロリーを利用するときもチップを渡さなくてもよいといわれています。
ホテルで簡単なお願いをしたとき
ホテルでコンシェルジュにタクシーを手配してもらうときは、基本的にチップは不要です。なお、1ドルを目安に支払うという見解もあります。
フロントで道を聞いた場合であれば、チップは不要とされています。簡単なお願いだと、チップは不要となりやすいようです。
病院関係者に感謝の気持ちをあらわすとき
アメリカでは、病院関係者はサービス業ではなく専門職に従事する人々として位置づけられており、看護師や医師などに対するチップは不要とされています。
ただし、病院に送迎をするドライバーや、付き添いをする介護人などに対しては、チップを支払うのが一般的です。
ハワイにおけるチップの決め方と相場
ハワイでは、さまざまな場面でチップの金額が細かく決まっていることがおわかりいただけたと思います。
ただ、ハワイに行くのが初めてだと、どれくらいのチップを支払えばよいのか判断できず、混乱してしまいがちです。
あらためてハワイで支払うチップの決め方を解説し、相場をまとめてみます!
チップの決め方
ここまでご説明したとおり、ハワイで支払うチップの金額はいつでも同じではなく、シチュエーションによって異なります。
また、人によって見解が異なる場合もあり、必ずしも正解があるとは限らないのが実情のようです。
したがって、シチュエーションごとの目安を参考にしてチップを支払うのが一般的です。また、口コミや体験談などから実際に支払われた金額がわかることもあり、参考にするのも悪くはありません。
状況に応じて柔軟にチップの金額を決めるようにしましょう。
シチュエーション別のチップ相場
ここまで紹介した情報も含めてハワイにおけるチップの相場について、交通機関・ホテル・飲食に分けて一覧表にまとめてみます。
交通機関
タクシー | メーター料金の15~20% |
荷物の出し入れに対する金額 | 1個につき1ドル |
レンタカーを借りるときの手続き | 基本的に不要 |
ザ・バス(市バス) | 基本的に不要 |
トロリー | 基本的に不要 |
ホテル
荷物の移動 | 荷物1つあたり1ドル~2ドル |
ベッドメイキング | 1ドル~5ドル |
タオルを持ってきてもらう | 基本的に不要 |
ルームサービス | メニューにサービス料金が加算されていないときは代金の15~18% |
バレーパーキング | 3ドル |
レストランの予約依頼 | 1ドル |
フロントで道を聞く | 基本的に不要 |
飲食
レストラン | 食事代の15%~20% |
カフェ | 基本的に不要 |
フードコート | 基本的に不要 |
ピザなどのデリバリー | 料金の15%~18% |
プールサイトのドリンク | 支払いごとに1ドル |
食べ放題 | 料金の10%~20% |
ビュッフェ | 料金の10%~20% |
ハワイでチップを支払うときの注意点
支払えばよいというわけではない
とにかくチップを支払えば、金額は気にしなくてよいのではないかと思う方もいるかもしれません。また、その都度金額を考えるのが面倒だから、迷わないよう一律で10%にしようと考える方もいるかもしれません。
しかし、チップを相場よりも低い金額で支払ってしまうと、サービスの質が悪かったのではないかと従業員に勘違いされてしまう恐れがあります。
従業員の方に嫌な思いをさせないよう、サービスの質と相場をふまえたうえでチップの金額を検討することが重要です。
もちろん、不満があれば理由を明確にしたうえで金額を下げてかまいませんが、チップは支払えばよいという考えを持たないように注意しましょう。
ガイドブックを鵜呑みにしない
旅行のガイドブックでチップの金額や支払い方などを確認する方もいると思います。
ただ、ガイドブックに書かれていることが真実とは限りません。
たとえば、ガイドブックでチップの支払いが必要と書かれているシーンでも、アメリカ本土からの観光客はチップを支払わないことがあります。
また、ホテルのメイドさんにチップを支払うとき、枕元に現金を置くのがマナーと書かれていることが多いですが、実際はその通りに対応するアメリカ人は少ないようです。
したがって、世間で出回っている情報がすべて正しいとは思わずに、周囲を観察しながらその都度チップの金額や支払い方を柔軟に変えていくことも重要だといえます。
渡しすぎもよくない
チップは少なすぎてもいけませんが、渡しすぎもよくありません。
たとえば、相場が10~15%なのに30%ほどのチップを支払うと違和感を持たれることもあります。受け取り手のチップに対する金銭感覚が変わってしまうこともあるかもしれません。
同じサービスを複数回受けるときであれば、理由もなしに金額を下げるわけにもいかず、高額のチップを支払ったことに後悔してしまう恐れもあります。
チップを支払うときに格好をつける必要はありません。あくまでマナーに違反しないことが重要なので、必要以上に高額のチップを支払わないようにしましょう。
ハワイのチップに関する実際の声
ハワイでチップを支払うとき、ガイドブックだけを鵜吞みにしてはいけないことをお伝えしましたが、ほかの人の考え方や体験を参考にしたくなった方もいると思います。
世間では、ハワイでチップを支払うことに対してどのような考えを持つ方、どのような体験をした方がいるのでしょうか。
ここでは、ハワイのチップに関する実際の声をSNSでリサーチした結果をまとめてみます!
高いだけでなく結局いくら払ったかわかりづらい
“外国人的にはチップは廃止してほしいなぁ。ハワイなんてたぶん東京より物価高いのにさらにチップを15%〜20%要求されるもんなぁ…そして外国だから結局いくら払ったんだかピンとこないし”
15%~20%要求されることが高いと感じている方がいました。日本円での支払いではないことから金銭の感覚もつかみづらいようです。
飲食のチップはほぼ強制
“今回のハワイで分かったこと
・飲食のチップは約20%程度でほぼ強制
・飲食はチップ込みで日本の約3倍〜4倍“
飲食のチップは2割程度を強制されているように感じている方がいました。飲食はチップ込で日本の約3倍~4倍になってしまうようです。ハワイ旅行に行くときは飲食代を多めに見積もっておいたほうがよいかもしれませんね。
最大級の笑顔で喜んでもらえた
“ハワイで初めてベルマンにチップを渡すシチュエーションがあったんだけど、最大級の笑顔で喜ばれたので次もちゃんと渡そうと思った。“
ベルマンにチップを支払ったところ最大級の笑顔で喜んでもらえたとのことです。相手に感謝されることがチップを支払うモチベーションになっています。
チップを支払うのが嫌だと感じる方は、海外の人と心を通わす素敵な手段と考えてみればよいのかもしれません。
チップを支払う価値があった
“昔、ハワイ島で車が故障して立ち往生た際に、代車持って来てくれた人には、沢山チップ渡した。とっても喜ばれたけど、本当に神様に見えたから…!”
車が故障してしまったときのピンチを救ってくれた方に、たくさんチップを支払った方がいました。困っていただけあってチップを支払う価値があったと感じているようです。
同行者があげなくていいと思っている
“ダンナに「ハワイに行ったらチップっていくらあげていいかわからなくて面倒だねえ」と言ったら、「あげなくていいんじゃない?」とか言う!誰かうちのダンナをどうにかしてくださーい!たぶん彼はほとんど手ぶらで行くし、お土産も一切買わないよ。まあいいけど、それを私たちに強要しないでね。”
夫に支払うチップの金額を相談したところ、支払う必要がないのではないかと返答されてしまった方がいました。複数人でハワイ旅行に出かけるときは、チップを支払う理由や支払う金額について一度話し合い、認識をすり合わせておいたほうがよさそうです。
支払う金額の加減が難しい
“これがよくわからんのですよねぇ。昨年ハワイ行って、カード支払いのレストランのチップ額欄に驚いた。ホテルのバーで一杯にチップを2ドル払ったら驚かれてお礼を言われた。加減が難しい。”
実際にチップを支払うとき、想定していた通りにはいかず、加減の難しさを痛感することがあるようです。チップの支払いには正解があるとは限らず、経験を積んで適正な金額を探っていく必要があるとわかります。
支払わないとサービスが受けられない
“ハワイに行ったとき、とりまチップで1ドル札をベッドの上に置いといたら(目立つように、折り紙にしてみた)、私のベッドはきちんとメイキングされてたのに、同日の子でチップ置かなかった子は、ベッドメイキングされてなくて、あからさますぎて笑いました(^-^;”
同行者がチップを支払わなかった結果、ベッドメイキングをしてもらえなかった事例が見受けられました。ハワイにおけるチップの支払いがいかに重要かわかる事例ではないでしょうか。
まとめ
今回は、ハワイでチップを支払う必要性をはじめ、支払方法やシチュエーション別の事情、注意点などを解説しました。
ハワイでは、交通機関やホテル、レストランなど、さまざまなシチュエーションでチップの支払いが求められます。
サービス業に従事する人々の賃金は、チップをもらえることを前提として低めに設定されています。そのため、チップを支払わないとマナーが悪いと思われるだけでなく、サービスの質が悪くなる可能性が高いです。
節約したい気持ちを抑えて、相場をもとに適切な金額を支払うようにしましょう。相場は、タクシーが料金の15~20%、ホテルのベッドメイキングが1ドル~、レストランが食事代の15~20%となっています。
チップを支払うときは、基本的に硬貨ではなく紙幣で渡します。スムーズに取りだせるよう、ポケットに紙幣を折りたたんでおくと効率的です。クレジットカードで支払う場合は、レシートにチップ金額と合計金額、サインなどを記入します。
なお、常にチップの支払いが必要なわけではありません。自分で料理を運ぶカフェやフードコートを利用するとき、サービスの質が悪かったとき、小売店で買い物をするときなどは支払いが不要です。
ガイドブックでチップの支払いについて学ぶ方もいるかもしれませんが、現地では記載内容が通用しないこともあります。ガイドブックだけでなく、ハワイ旅行経験者の口コミも確認しておきましょう。
チップを適切に支払えば海外の方が喜ぶ姿を見られることもあります。ハワイ旅行で気持ちよくサービスを利用するためにも、相手の気持ちを考えてチップを支払うようにしましょう。