ハワイには、絶景スポットや美味しい食べ物、魅力的なアクティビティーなどがたくさんあり、移住生活に憧れる方もいますよね。実際に日本では、数多くの芸能人や有名人がハワイに移住をしています。
ただ、どのように移住すればよいのかわからず、ハワイへの移住が憧れのままで終わってしまう方も少なくありません。
ハワイへの移住を実現するための第一歩として、まずは準備や移住先から明確にしてみてはいかがでしょうか。
今回はハワイに移住するときに必要な準備や、日本人に人気の移住先についてご紹介していきます。気になるエリアがあれば将来の移住先としてぜひ検討してみてくださいね!
ハワイ移住に必要な準備
ハワイに観光に訪れる日本人は珍しくないことから、気軽に移住できるようなイメージを抱くかもしれません。
しかし、誰でもハワイに移住できるわけではなく、法律で定められた条件を満たさなければなりません。もちろん、安定して暮らすために住宅やお金の準備も必要です。
引き続き、ハワイに移住するために必要な準備を詳しく解説していきます!
ビザの取得
ハワイに移住をするためにはビザを取得しなければなりません。たとえば、ハワイに5年程度移住したいのであればE2ビザの取得を検討できます。。
E2ビザは、投資駐在員ビザを意味しており、アメリカに事業投資をして事業をマネジメントする場合に発行されます。ハワイでビジネスを展開したい方に最適です。
ハワイに永住したいのであれば、アメリカ人と結婚してグリーンカード(永住権)を取得する方法があります。
ただ、アメリカ市民がスポンサーとなって永住権の家族申請をする場合、経済的にサポートできる収入の高さを証明しなければなりません。収入が低い場合は、親や友人などをジョイントスポンサーにすることも可能です。
そのほかEB5プログラムを検討する方法もあります。EB5プログラムは、米国移民法によって定められた政府公認のアメリカ永住権を取得できる投資永住権プログラムです。米国内に80万ドル以上の投資を行う必要があります。
このように、アメリカで移住を認めてもらう方法はさまざまあるので、期間や目的、資産などに応じて選び分けることが必要です。
住居の確保
ハワイに移住するときに住居を確保する必要がありますが、日本で住まいを見つけるのとは違って、難しそうなイメージがあるかもしれません。
ただ、最近ではハワイに住みたい方の需要に応えるために、ハワイの物件を紹介する不動産情報サービスが登場しています。
たとえば、「ハワイに住むnet」というサービスが挙げられます。
同サービスでは、ハワイオアフ島の売出物件について約3,000件を取り扱っており、エリア・価格・間取りなどから簡単に不動産を検索することが可能です。オーシャンビューの人気物件も気軽に探せます。
また、同サービスでは「移住と暮らし」というカテゴリで、仕事や生活関連サービス、ハワイ移住者のインタビューといった情報も掲載しています。
ハワイで住居を探すときや、現地の暮らしについて具体的な情報を収集するとき、役立ててみてはいかがでしょうか。
参考:ハワイに住むnet(UniValue Creations LLC)
お金の確保
ハワイに移住するときには物価の影響をふまえて、たくさんのお金を準備する必要があります。
KHON2 Newsによると、「World Population Review」が2022年に、各地域で一定の生活水準を維持しながら暮らすための生活費を比較した結果、ハワイ州がアメリカでもっとも高くなったことが判明しました。
ハワイにおける一戸建て住宅の平均価格は約1億2,500万円を超え、毎月の平均光熱費は約4万8,000円に達していたとのことです。
実際に生活をしていた方によると、テイクアウトのお弁当を購入しただけで約2,000円、レストランで軽くお酒を飲みながら食事をしただけで約30,000円の出費になったようです。
時代の動向によってはこれから生活費が下がることもあるかもしれません。ただ、ハワイに移住をするときは、たくさんのお金が必要となることは把握しておきましょう。
ハワイで日本人から人気の移住エリア8選
ここまでハワイに移住するときに必要な準備についてお伝えしました。ハワイの移住に対するイメージが鮮明になってきたのではないでしょうか。
ただ、ハワイには魅力的なエリアがたくさんあるほか、場所によっては治安が悪い場所もあり、移住先についてはよく検討する必要があります。
引き続き、ハワイで日本人から人気の移住エリアをご紹介していきます。ハワイで住んでみたい場所を探すときに役立ててみてください!
ワイキキ
ワイキキは、湧き出る水という意味を持つハワイ最大の観光地です。かつてはハワイの王族からも避暑地として親しまれていました。
1901年にモアナホテルが完成してから、ホテルや商業施設が集まるビーチリゾートとして発展しました。たくさんの日本人観光客が訪れることから、日本の文化を取り入れた店舗が多いです。
たとえば、ワイキキには和食レストランもあり、刺身や鰻、すき焼きなども食べられます。外国語に慣れていない方や日本食を楽しみたい方にとっては、生活しやすいのではないでしょうか。
アラモアナ・カカアコ
アラモアナエリアは、休日を楽しむのに適したスポットがたくさんある地域です。
たとえば、アラモアナ・ビーチパークでは、海を泳いだり、園内を散歩したり、バーベキューを楽しんだりできます。また、アラモアナショッピングセンターもあり、食事や買物にも困りません。ワイキキまで徒歩圏内なので、気軽にリゾート気分も味わえます。
カカアコエリアは、ウォールアートで有名な地区です。散策しているだけで芸術的な光景が視界に入るため、写真撮影が好きな方にはたまらないエリアではないでしょうか。
カカアコエリアは再開発が進んでおり、2029年にはシビックセンター駅が完成するとのことです。交通アクセスの利便性が高まることにより、日本人からも移住先として人気になる可能性があります。
ただ、カカアコでは日本人観光客が暴行を受けて大怪我をしてしまったという事件が有名です。治安の情報を入念に確認したうえで移住を検討する必要があります。
カハラ
カハラエリアは、ダイヤモンドヘッドの裏側に位置する閑静な高級住宅地街です。トロピカルな木々や広々としたプール、立派なゲートなどによって、エレガントな雰囲気が漂っています。
カハラモールという高級ショッピングセンターもあり、アメリカ大手のデパートで買い物できるほか、フードコートで世界各国の料理を楽しんだり、週末にフラダンスショーを楽しんだりできます。
天候は雨が少なく、年間を通して過ごしやすい気候です。高速道路の出入り口も近くにあり、空港へもアクセスしやすくなっています。
口コミからはカハラにあこがれる日本人の方が多くいることがわかります。華やかな生活を好む方は移住先として検討してみるとよいかもしれません。
カイムキ・カパフル
カイムキエリアは、1900年代初頭の建造物がたくさん残る閑静な住宅街です。
日本人にとっては昔ながらの商店街をイメージさせるノスタルジックな街並みに特徴があります。メインストリートであるワイアラエ通りにはレストランが立ち並んでおり、グルメ通りとも呼ばれています。
ローカルの店がある点だけでなく、犯罪も少なくて平和を感じる点も好まれているようです。
カパフル通りには、アンティークやアロハシャツの専門店などがあり、新旧のショップが独特の雰囲気を醸しています。すぐそばには市営でリーズナブルなアラ・ワイ・ゴルフ・コースもあります。
ダイヤモンドヘッドを眺めながらプレイできるコースであり、ゴルフ好きの方であればたまらないスポットではないでしょうか。
ハワイカイ
ハワイカイは、マリーナを中心にショッピングセンターや閑静な住宅が広がっている町です。ほかのエリアと比較して新しく開発されたエリアであり、きれいに区画整備されています。
周辺にはさまざまな観光地があることが大きな魅力です。たとえば、珊瑚礁や海洋生態系を保護するために制定された自然保護区のハナウマ湾があります。ビーチに入場するには予約と入場料が必要ですが、展望台からの見学は予約と料金が不要です。
ココクレーター・トレイルでは、戦時下に使用されたトラムのレール跡を登り降りできます。頂上から眺めるパノラミックビューは格別だと話題です。
海と山の両方に近いことからアウトドアを楽しみたい方にピッタリですね。
多くの日本人夫婦が移住しており、日本人のコミュニティが形成されているようです。暮らしの観点では過ごしやすいかもしれませんが、海外の文化を楽しみたい方であれば、少し違和感が生じてしまう恐れもあります。
カイルア
カイルアは、美しいビーチがあることで知られるハワイの人気エリアです。
全米トップ10のビーチに選ばれていたことのあるカイルアビーチは、ワイキキのビーチより透明度が高いことで評判になっています。
カヤックやカイトサーフィン、スタンドアップパドルなどのアクティビティーを楽しめます。
海水浴だけでなく、読書やサイクリング、音楽鑑賞、ランチなどをして自由気ままに過ごせる環境です。トイレやシャワー、更衣室、駐車場が完備されているほかライフガードもいるため、安心して過ごしやすくなっています。
カイルアで毎日泳いで暮らせる暮らしに憧れている方もいます。海の近くで楽しい生活を送りたい方は、カイルアを移住先として検討してみてはいかがでしょうか。
マノア
マノアは、自然に囲まれていて緑が多く、ゆったりとした時が流れるエリアです。ワイキキから車で北へ20分ほどの場所にありますが、比較的雨が多くしっとりとした気候となっています。
マノアの滝が見られるマノア・フォールズ・トレイルが人気です。パニヤンツリーでできたフォトスポットで撮影をしたり、滝の景色を見て癒しのひと時を過ごしたりできます。
2021年6月にメンテナンスが完了して再オープンしており、安全にハイキングがしやすくなっているとのことです。
街にはハワイ大学があることから、学生が集うレストランやカフェなどが多く点在しています。定期的にファーマーズマーケットが開催されるマノアマーケットプレイスも見過ごせないスポットです。ローカル産の野菜やフルーツをお手軽な価格で購入できます。
マノアに移住したいという日本人の方が見受けられただけでなく、スタバの創業者がマノアに移住してカフェをオープンしたことも話題となっているようです。コーヒーを身近に感じる優雅な暮らしを求める方にも、マノアは適しているかもしれません。
ハワイロアリッジ
ハワイロアリッジは、オーシャンビューが眺められる豪邸エリアです。500軒以上の住宅で形成されており、それぞれの住まいから太平洋が見えるようになっているだけでなく、東には登山の名所であるココヘッドもあります。
リゾート感あふれる景観が約束されていることから、ハリウッド俳優やセレブといった有名人が別荘として所有することが多いです。
住宅街はゲートコミュニティとなっており、住人以外は入れません。住宅に入るためには警備員が警備するゲートでセキュリティチェックを受ける必要があります。治安が守られていることから、安心して過ごしやすい点も大きな魅力だといえそうです。
ハワイロアリッジの豪華な戸建てに憧れている方が見受けられましたが、高級住宅街にあることから住宅価格が巨額となっています。
移住を実現するには、ビジネスを成功させるなどして、巨額の資産を形成する必要がありそうです。
ハワイで移住エリアを決めるときに失敗しないためのポイント
ハワイに移住をするときには景観や食環境、アクティビティーなどに目が行ってしまいがちです。ただ、移住は観光とは違って長期的に暮らすことから、日常生活を送ってから問題に気づくことがあります。
ハワイに住んで後悔しないよう、移住エリアを決めるときに失敗しないためのポイントを解説していきます!
日本語に対応した病院を確認しておく
異国の地で病気になったとき、慣れない言語で自分の症状を伝えられるか、不安な方もいますよね。
ハワイには日本語に対応している病院があります。たとえば、アラモアナショッピングセンターの隣にあるアラモアナビル最上階の聖ルカ・クリニックは、ハワイ在住者が多く通う日本人による総合クリニックです。
すべてのスタッフが日本語と英語で対応できる体制になっています。日本にいるのと同じように日本語で医師に相談できれば安心ですよね。
移住先を検討するときは、日本語に対応した病院が近くにあるかどうかもチェックしてみてください。
教育環境が悪くないか調査しておく
ハワイでは、各地域に居住する住民によって支払われる税金や寄付金に違いがあります。そのため、学習内容や学校の施設、教師の質、児童の成績などに差が生じているとのことです。
子どもと一緒に移住するのであれば、教育環境が悪くないかどうか、事前に調査しておく必要があります。
たとえば、今回紹介したハワイカイにあるヘンリー・J・カイザー高校は過去に、「ベスト・ハイスクール・ランキング」でハワイの公立学校(2万4,000校以上)の中から第1位として選ばれたことがあります。数学と読解力の項目に関しては全米で第1位を獲得しました。
このように、ハワイの公立学校に関してランキングが公表されることがあります。移住先を選ぶときの判断材料として動向をチェックしておきましょう。
参考:1位はホノルルのカイザー高校 2020.6.19(日刊サン)
まとめ
今回は、ハワイに移住するときの準備や日本人から人気の移住先についてご紹介しました!
ハワイに移住するときにはビザを取得する必要があります。許可をもらう方法はさまざまあり、アメリカでビジネスに投資したり、アメリカ生まれの方と結婚したりすることで、ハワイへの移住が認められます。
最近では、ハワイ専用の物件情報サイトが登場しており、住居については気軽に検索しやすくなっています。ただ、ハワイの生活費はとても高く、移住後の生活に困らないよう、たくさんの資金を用意しておくことが重要です。
人気の移住先については、ハワイ最大の観光地として知られるワイキキや、ノスタルジックな街並みのカイムキ、自然保護区のハナウマ湾があるハワイカイ、美しいビーチでマリンアクティビティを楽しめるカイルアなどがありました。
各エリアの魅力は、今回紹介した内容以外にも、まだまだたくさんあります。ご自身でもリサーチして、心から移住してみたいエリアを見つけてみてください。